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【海女さん】
アワビを巣潜りでとる海女さん。
三重県では、60歳以上の方が8割を占めているそうです。
海女さんは、肺活量が鍛えられているので、長時間、海で仕事をすることが出来ます。
海女さんがすごいなと思うのは、寒い海でももぐって漁をすることです。
伊勢志摩の海女さんは、2.3月ぐらいから9月ぐらいまでもぐります。
2.3月の寒い盛りに、海に入るだけでも辛いでしょうに、もぐって漁をするという事は、どのぐらい大変か想像できます。
普通の人では、危なくて危険ですよね。
伊勢志摩では、昭和24年に海女さんの数は、3000人ほどもいたんですが、
志摩には、女性が出来る職業は、その当時には、あまりなかったんで、義務教育を終えると、すぐに海女になる人が多かったんです。
現在では、獲れ高がずいぶん少なくなってしまったので、海女さんのなり手が少なくなって、当時からずっと続けている海女さんが現在も活躍しているんですが、なんと80歳で現役という海女さんもおられるそうです。
当時は、海女さんの仕事だけで年収1千万という人もたくさんいて、一家を養っていけるのが一人前の海女さんだといわれていたそうです。
海女さんをするにはどんな力がいるかというと、三つあります。
もぐるための脚力
肺活量。長くもぐっているにはたくさん酸素を肺に吸い込める力が必要ですよね。
目力。海の中で獲物をしっかりと捉える目。これは視力だけではありません。
80歳を超えても、冷たい海水の中でアワビを獲ったり出来るという事は、相当の若さ、30代に負けないぐらいの体力、精神力が備わっているということですね。
これを維持するには、この海女という仕事をずっとし続けていなければ出来ない事です。